落第忍者乱太郎及び忍たま乱太郎についての話を。
CATEGORY:小噺
2008年06月01日 (Sun)
生物委員の活動で、学園で飼育している鯉とか鳥さんの餌用に、ミミズを採集しているところ。
と言うシュチュエーション。
何だか良く分からんおはなしになってしまったが。
まぁ、何時もの事です。
と言うシュチュエーション。
何だか良く分からんおはなしになってしまったが。
まぁ、何時もの事です。
孫兵は、孫次郎の身体を茂みに押し倒した。
長く伸びた草が、青い影を作っている。
「あのう、先輩。伊賀崎先輩」
「どうかしたか、マゴ?」
「地面に直接座るとばっちいって、斜堂先生が仰っていました」
「…後で背中掃っといてやるから」
少し考えて、孫兵は応えた。
「髪も洗ってやる。一緒に風呂入ろう」
すすす、と孫兵の手が、孫次郎の頬に伸びる。
「さっき、竹谷先輩が、ミミズ獲り終わったら、皆で風呂入るぞ、って言ってました、よね」
「うん、まぁ。髪は洗ってやるから」
言って、青白掛かった頬を撫でる。
ちょっとだけ、土が孫次郎の頬に付いてしまった。
まぁ、ミミズを探してあちこちの地面を掘り返していたので、互いに土まみれではあるのだが。
制服の袖で、拭ってやる。
…袖も汚れていたらしく、大した意味はなかったが。
「ん…顔も洗ってやる」
「マゴは、太陽の匂いがするね」
孫次郎の華奢な肩口に、孫兵は顔を埋める。
「今日、キノコ山までランニングして、日向ぼっこしたんですよ。おひさまの光には殺菌効果がある、って、」
「斜堂先生が?」
「日向先生が仰っていたんです」
日はほのぼのと照り、春風に蒲公英が揺れる。
漸う冬眠から覚めたじゅんこも、気侭にそこらを這い回っている。
…今日は確かに日向ぼっこ日和だな。
昨日の夜間訓練が堪えたのか、大分眠い。
「おやすみ」
眼を閉じる。
孫兵がミミズの事を忘れて、眠りに落ち掛けた頃。
「あの、先輩。じゅんこさんが、しゅるしゅるって、あっちの方に、さっき」
「え、あ、」
がばっと起き上がる。
「じゅんこーッ?!」
一緒に引き起こされた孫次郎は、孫兵に腕を掴まれたまま、その後を追い駆ける。
「そっちじゃないです。校門の方ですよ!」
結局生物委員会の活動は、じゅんこ捜索になった。
長く伸びた草が、青い影を作っている。
「あのう、先輩。伊賀崎先輩」
「どうかしたか、マゴ?」
「地面に直接座るとばっちいって、斜堂先生が仰っていました」
「…後で背中掃っといてやるから」
少し考えて、孫兵は応えた。
「髪も洗ってやる。一緒に風呂入ろう」
すすす、と孫兵の手が、孫次郎の頬に伸びる。
「さっき、竹谷先輩が、ミミズ獲り終わったら、皆で風呂入るぞ、って言ってました、よね」
「うん、まぁ。髪は洗ってやるから」
言って、青白掛かった頬を撫でる。
ちょっとだけ、土が孫次郎の頬に付いてしまった。
まぁ、ミミズを探してあちこちの地面を掘り返していたので、互いに土まみれではあるのだが。
制服の袖で、拭ってやる。
…袖も汚れていたらしく、大した意味はなかったが。
「ん…顔も洗ってやる」
「マゴは、太陽の匂いがするね」
孫次郎の華奢な肩口に、孫兵は顔を埋める。
「今日、キノコ山までランニングして、日向ぼっこしたんですよ。おひさまの光には殺菌効果がある、って、」
「斜堂先生が?」
「日向先生が仰っていたんです」
日はほのぼのと照り、春風に蒲公英が揺れる。
漸う冬眠から覚めたじゅんこも、気侭にそこらを這い回っている。
…今日は確かに日向ぼっこ日和だな。
昨日の夜間訓練が堪えたのか、大分眠い。
「おやすみ」
眼を閉じる。
孫兵がミミズの事を忘れて、眠りに落ち掛けた頃。
「あの、先輩。じゅんこさんが、しゅるしゅるって、あっちの方に、さっき」
「え、あ、」
がばっと起き上がる。
「じゅんこーッ?!」
一緒に引き起こされた孫次郎は、孫兵に腕を掴まれたまま、その後を追い駆ける。
「そっちじゃないです。校門の方ですよ!」
結局生物委員会の活動は、じゅんこ捜索になった。
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