落第忍者乱太郎及び忍たま乱太郎についての話を。
CATEGORY:小噺
2007年05月01日 (Tue)
これもさっきのと同じ時期に書いた。
(と言うか、さっきの会話ネタを小説っぽくしたというか)
書き掛けだけど、ネタ思い付かないし、新キャラもいろいろと登場(名前発覚と言うか)したので、とりあえず、一旦アップ。
そー言えば、現代パラレルってタカ丸の学年をどーするべきなんだろう?
美容師修行に熱入れすぎて高等部留年二回、とか?
或いは、美容師修行のため留学していたので、ふたつ下の学年に編入。
後者の方がそれっぽいかな。
ちなみに、忍術学園一年=大川学園中等部一年と言う設定。
(と言うか、さっきの会話ネタを小説っぽくしたというか)
書き掛けだけど、ネタ思い付かないし、新キャラもいろいろと登場(名前発覚と言うか)したので、とりあえず、一旦アップ。
そー言えば、現代パラレルってタカ丸の学年をどーするべきなんだろう?
美容師修行に熱入れすぎて高等部留年二回、とか?
或いは、美容師修行のため留学していたので、ふたつ下の学年に編入。
後者の方がそれっぽいかな。
ちなみに、忍術学園一年=大川学園中等部一年と言う設定。
バレンタイン…それは日本の菓子業界の陰謀であり、年に1度の愛の日。
男共はチョコひとつに踊らされ、乙女達は内心“こんな美味しそうなチョコは人にあげるより自分で食べたい”と思っている(気がしてならない)日。
「ところでさ、サン・ジョルディの日って知ってる?」
「いや、知らない」
綾部喜八郎の唐突な問いに田村三木ヱ門は即座に答えた。
「で、どういう日なんだ、一体?」
「男性から女性に花を贈り、女性から男性に本を贈る日。ちなみに4月23日で別名“本の日”」
「そのサン・ジョルディの日がどうかしたのか?」
「いやね、同じ“異性に贈り物をする”日でも、バレンタインとはえらい違いだなぁ、って。知名度が」
「まぁこの滝夜叉丸ですら今まで知らなかったのだからな…」
「暇潰しに考えてたんだけど、サン・ジョルディの日を国民的行事にするにはどうしたら良いと思う?どうだって良い事なんだけど」
「書店が頑張るしかないんじゃないの?」
「まぁそうだな…」
取り留めもなくそんな話をしていると、不意にからりと戸が開いた。
そこから顔を覗かせたのは風紀委員長、立花仙蔵だった。
「綾部、ここにいたのか」
「あ、先輩、委員会ですか?」
「バレンタインだから(義理)チョコあげようと思って。平と田村にもついでに」
「有り難う御座います。ところで先輩、サン・ジョルディの日ってどう思います?」
「本って好き嫌いがあるもんだから図書カード渡した方が良いと思う」
「貴重なご意見有り難う御座います」
「ところで文次郎見なかった?」
「生徒会室で黄昏てるのを見かけましたけど?」
「ありがと」
「…立花先輩はサン・ジョルディの日を知っていたな…」
「旦那サンが図書委員長だからか?」
「それとも最近の本屋はサン・ジョルディの日に力を入れてるのか?」
「近頃は本を読まない人が多いからなぁ…」
「ところで三木ヱ門、今のでチョコ何個貰えた?」
「26個」
「私は27個だ。やはり美しさも成績も学年トップで…」
「分かったから。ちなみに僕は48個」
「…学園のアイドルなこの僕より多いなんて…」
「やはり性格が問題なんじゃないですか?」
突然そう口を挟んだのは中等部3年・神崎左門だった。
「何の用だ?」
「潮江先輩が呼んでましたよ。先月分の決算報告書早く出せとのことです」
「分かった。生徒会室か?」
「そうです。早く行ったほうが良いですよ」
三木ヱ門はぱたぱたと生徒会室に向かった。
「ところで神崎、お前…」
「サン・ジョルディの日って知ってる?」
「知りませんけど」
「そう。別に良いんだけど」
「そうですか。では失礼します」
左門は足早に廊下を駆けて行った。
「中等部3年の教室は逆方向なんだけどね…」
「綾部!私が質問しようとするのを遮るなっ!」
「どうせチョコ獲得数の話でしょ?」
「まぁそうだが…」
「ただいま」
「お帰り。潮江先輩に叱られなかった?」
「大丈夫だったけどさ、潮江先輩ヤケに沈んでたな…。コレくれたけど」
「チロルチョコ?」
「うん。きなこもち」
「あ…コレって立花先輩が潮江先輩にあげる嫌がらせ目的の義理チョコじゃ」
同じ頃。
神崎左門にとっては珍しいほどの短時間で中等部3年3組の教室に辿り着いた。
文次郎に頼まれ、三木ヱ門に決済報告書の催促をするため高等部1年の教室まで行くのに優に1時間はかかったのだが。
「…つーかさ、お前ら…俺のチョコ勝手に食うなよ!三之助まで左門に便乗しやがって!!」
“大川学園の業平(ドン・ファンとも言う)”浦風藤内が言うが、大人しく手を止める神崎左門(&次屋三之助)ではない。
「でもさ、このチョコひとりで全部食べたら確実に太るぞ」
“大川学園の光源氏(世之助とも言う)”浦風藤内の胸にぐさりと突き刺さった鋭いひとことであった。
「…そ…そうだよな…こんな量ひとりじゃ食えないよな…」
そういう藤内の顔は心なしか青褪めていた。
「で、孫兵は?」
マリノさんから貰ったチョコレートケーキを食べつつ、藤内が呟いた。
「帰った」
ヨシノさんから貰ったトリュフを奪って食べつつ、これ以上ないほど簡潔に左門が答えた。
「蛇に餌でもやり忘れたのか…?
1個ぐらいなら分けてやろうと思ってたのに…あいつ顔と成績は良いけど趣味がアレだからさ…」
「あいつ、チョコ貰ってたぞ。孫次郎に」
男共はチョコひとつに踊らされ、乙女達は内心“こんな美味しそうなチョコは人にあげるより自分で食べたい”と思っている(気がしてならない)日。
「ところでさ、サン・ジョルディの日って知ってる?」
「いや、知らない」
綾部喜八郎の唐突な問いに田村三木ヱ門は即座に答えた。
「で、どういう日なんだ、一体?」
「男性から女性に花を贈り、女性から男性に本を贈る日。ちなみに4月23日で別名“本の日”」
「そのサン・ジョルディの日がどうかしたのか?」
「いやね、同じ“異性に贈り物をする”日でも、バレンタインとはえらい違いだなぁ、って。知名度が」
「まぁこの滝夜叉丸ですら今まで知らなかったのだからな…」
「暇潰しに考えてたんだけど、サン・ジョルディの日を国民的行事にするにはどうしたら良いと思う?どうだって良い事なんだけど」
「書店が頑張るしかないんじゃないの?」
「まぁそうだな…」
取り留めもなくそんな話をしていると、不意にからりと戸が開いた。
そこから顔を覗かせたのは風紀委員長、立花仙蔵だった。
「綾部、ここにいたのか」
「あ、先輩、委員会ですか?」
「バレンタインだから(義理)チョコあげようと思って。平と田村にもついでに」
「有り難う御座います。ところで先輩、サン・ジョルディの日ってどう思います?」
「本って好き嫌いがあるもんだから図書カード渡した方が良いと思う」
「貴重なご意見有り難う御座います」
「ところで文次郎見なかった?」
「生徒会室で黄昏てるのを見かけましたけど?」
「ありがと」
「…立花先輩はサン・ジョルディの日を知っていたな…」
「旦那サンが図書委員長だからか?」
「それとも最近の本屋はサン・ジョルディの日に力を入れてるのか?」
「近頃は本を読まない人が多いからなぁ…」
「ところで三木ヱ門、今のでチョコ何個貰えた?」
「26個」
「私は27個だ。やはり美しさも成績も学年トップで…」
「分かったから。ちなみに僕は48個」
「…学園のアイドルなこの僕より多いなんて…」
「やはり性格が問題なんじゃないですか?」
突然そう口を挟んだのは中等部3年・神崎左門だった。
「何の用だ?」
「潮江先輩が呼んでましたよ。先月分の決算報告書早く出せとのことです」
「分かった。生徒会室か?」
「そうです。早く行ったほうが良いですよ」
三木ヱ門はぱたぱたと生徒会室に向かった。
「ところで神崎、お前…」
「サン・ジョルディの日って知ってる?」
「知りませんけど」
「そう。別に良いんだけど」
「そうですか。では失礼します」
左門は足早に廊下を駆けて行った。
「中等部3年の教室は逆方向なんだけどね…」
「綾部!私が質問しようとするのを遮るなっ!」
「どうせチョコ獲得数の話でしょ?」
「まぁそうだが…」
「ただいま」
「お帰り。潮江先輩に叱られなかった?」
「大丈夫だったけどさ、潮江先輩ヤケに沈んでたな…。コレくれたけど」
「チロルチョコ?」
「うん。きなこもち」
「あ…コレって立花先輩が潮江先輩にあげる嫌がらせ目的の義理チョコじゃ」
同じ頃。
神崎左門にとっては珍しいほどの短時間で中等部3年3組の教室に辿り着いた。
文次郎に頼まれ、三木ヱ門に決済報告書の催促をするため高等部1年の教室まで行くのに優に1時間はかかったのだが。
「…つーかさ、お前ら…俺のチョコ勝手に食うなよ!三之助まで左門に便乗しやがって!!」
“大川学園の業平(ドン・ファンとも言う)”浦風藤内が言うが、大人しく手を止める神崎左門(&次屋三之助)ではない。
「でもさ、このチョコひとりで全部食べたら確実に太るぞ」
“大川学園の光源氏(世之助とも言う)”浦風藤内の胸にぐさりと突き刺さった鋭いひとことであった。
「…そ…そうだよな…こんな量ひとりじゃ食えないよな…」
そういう藤内の顔は心なしか青褪めていた。
「で、孫兵は?」
マリノさんから貰ったチョコレートケーキを食べつつ、藤内が呟いた。
「帰った」
ヨシノさんから貰ったトリュフを奪って食べつつ、これ以上ないほど簡潔に左門が答えた。
「蛇に餌でもやり忘れたのか…?
1個ぐらいなら分けてやろうと思ってたのに…あいつ顔と成績は良いけど趣味がアレだからさ…」
「あいつ、チョコ貰ってたぞ。孫次郎に」
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